動画マーケター&エディターのTAKAです。
今あなたは、現在の仕事をしながら「このままではスキルが身につかない」と心配されていることだろう。
- この仕事を何年も続けてきたけれど、振り返ってみて「これだ」という技術が身についていない
- もし今すぐに仕事を辞めたら、再就職のときに何もアピールできることがない
- 「どんな仕事をしているの?」と聞かれて、「これを専門にやっている」と胸を張って言えるものがない
今や安定した仕事に就けるだけでも恵まれたご時世だ。
ましてやあなたが正社員ならば、少々のことで不満を漏らすのは贅沢と言えるかもしれない。
しかし正社員と言ったって、定年まで終身雇用が保証された時代はとうに過ぎ去った。
やはり万一に備えて、または今以上の収入アップに向けて、自信を守る何らかのスキルを得たいという気持ちは大変理解できる。
なのでこの記事では、「このままでいいのか?」という漠然とした不安を感じているあなたに、30年以上に渡り社会人を経験してきた私なりの解答をお伝えさせていただきたいと思う。
あなたは一体何がしたいのか?
この漠然とした不安を解消する前に、「自分は本当は何がしたいのか?」という自問自答をしなければならない。
それは「どんな仕事に就きたいか」に留まらず、その先にあるどんな人生を送りたいかという人間としての究極の目標設定までに及ぶのだ。
なぜなら「スキル」というのは、あくまで目的を達成する手段でしかないから。
例えば英語を学習するのは、「Oops!」なんて英語で独り言を発するためではない。
身に付けた語学力で世界中の人々とのコミュニケーションを楽しむことが出来るようになり、人によってはそれを会社の仕事や自分のビジネスに活かしたいからだろう。
また、美しく見える化粧を練習するのは、何時間も鏡の前で自分の顔を見続けたいからではない。
(稀にそういう人もいるかもしれないが…)
それよりも、より美しくなることで自信がつき、周囲の人々やSNSのフォロワーから好感を得たいからだろう。
この真の目的を自身で理解していないと、段々と行動のピントがずれてくる。
「〇〇の資格を取得すること」
「□□の国家試験に合格すること」
このように、スキルを取得することを最終目標にしてはいけない。
そのスキルを手に入れて、あなたはこれからどうしたいのか?
✔ 今の部署で必要な技術をもっとレベルアップして、昇給や昇進につなげたい。
✔ これまでの経験を活かしながら、さらにプラスアルファのスキルを取得することで、今より好待遇な職場への転職へとつなげたい。
✔ 今の仕事とは全く関係ないが、新たなスキルを取得して副業や独立への可能性を広げたい。
このような未来像を事細かくイメージし、その最終目標に最も近づける手段として、これから取得するスキルのジャンルを決定していきたいものだ。
仕事で役に立つスキルとは何か
何も、資格を取ることだけがスキルの習得ではない。
「スキル=強み」と広義にとらえていただいて十分だ。
ただそれには条件がある。
それは、仕事に役に立つスキルかどうかということ。
ここまで読み進めてくれたあなたは、趣味で役に立つスキルではなく報酬につながるスキルを求めているはずだ。
では、その仕事に役に立つスキルとは何なのか?
今の仕事をもっと極めたいなら話は単純だ。
事務職ならば、タイピングスピードをアップさせたり、「Microsoft Office Specialist(MOS)」などのオフィスツール関連の資格にチャレンジする。
営業職ならば、話術や人間心理の学習はもちろん、マーケティングノウハウまで明るくなっておけば心強い。
技術職ならば、その分野に応じた資格や免許があるだろう。
要は、今の仕事に直接関係のあるスキルを伸ばせばいい。
しかしあなたは、そんな分かりきったことを聞きたいためにこの記事を読んでいるわけではないだろう。
この記事で本当にお伝えしたいのはここからだ。
結論から先に言うと、
需要が多くて供給が少ない業界で求められているスキル
(需要>供給)
これを探し当てていきたい。
未来のことは誰にも分からないが、少なくても今後5年間はこのバランスが崩れなそうなジャンルを狙うのだ。
しかしあまりに最先端分野のスキルは専門性が高すぎて、われわれ一般人が手を出せるようなものではない。
なので、最近耳にすることが多くなってきたような、盛り上がりつつある市場が狙い目となる。
しかしその全てが候補となるわけではない。
成長市場という条件に追加して、完全な素人からでも習得できる業種となるとかなり絞られてくるのだ。
まず第一の候補として、プログラミングがある。
プログラミングは取得する言語の選定さえ間違わなければ、ある程度のレベルに達すればかなりの収入を見込める魅力的なスキルだ。
知り合いのプログラマーの年収を聞くと、ついつい羨ましくなってしまうほど。
しかしそんなプログラミングにも、私個人としては以下のような懸念を抱いている。
- 習得が難しい。特に年配になるほどその敷居は高くなる
- 需要に対して供給が若い世代を中心に追いついてきた感がある
- AI(人工知能)や、ディープラーニング(深層学習)の発達により、近い将来プログラムに人間はほぼ必要なくなるのでは?
あくまでプログラミング業界は素人の私の推察なので、参考程度にとどめてほしい。
それならばと、やっぱり私は動画編集のスキル習得をお勧めしたい。
動画編集はあなたの本業が何であれ関係ない。
ちなみに私は工具の中間問屋の営業事務をしながらコツコツとノウハウを学んだ。
動画編集を始めるのに年齢はほとんど関係ない。
ちなみに私は48歳の時に映像制作会社へ転職した。
動画編集に学歴や才能は関係ない。
ちなみに私の最終学歴は高卒文系である。
動画編集は全てをAIにまかせることは困難だ。
感動する動画や笑える動画を構成するには人の感性がとても重要だから。
動画編集者でもある私が、何故あえてライバルを増やすような呼びかけを行うのか?
それは、まだまだ供給(動画クリエイター)が圧倒的に足りないから。
だから仕事を奪い合うなんて状況には程遠く、むしろ業界の勢いを加速させるべく一緒になって盛り上げて欲しいからなのだ。
しかし5年後から始めても間に合う保証はない。
自分の人生の可能性を少しでも拡げようと思うならば、今すぐ行動できるかにかかっている。
もちろん動画編集だけがチャンスの大きい業種ではない。
ご自身の人生設計にマッチしたスキルの獲得を願ってやまない。
まとめ
今回は、「今の仕事を続けていても、これといったスキルは身に付かないのではないか?」と漠然と悩まれている方へ、私なりの答えをお伝えさせていただいた。
まず考えるべきは、「自分は何になりたいのか?」という最終目標。
それを実現させるには、どんなスキルや資格が必要なのかを洗い出していく。
そうやって人生を逆算していきながら、「何を」「いつまでに」習得すればよいかが見えてくる。
そしてどうせ身につけるなら、収入増加や新たなビジネスにつながるスキルを選択しよう。
カギとなるのは、
「需要に対して供給が圧倒的に不足しているか」
「5年後もこのバランスを維持している可能性が高いか」
この2点に気を留めながら、世の中を先読みしていってほしい。
そしてもし興味があれば、私と同じく動画編集の世界を覗いてみてはいかがだろう?
そこには思いがけない新たな可能性が待っているかもしれない。