動画マーケター&エディターのTAKAです。
30代、40代、そして50代、いわゆるミドルエイジのあなたは、「副業を始めることを考えているが、どんな業種を選んだらよいか」と思案中だと察する。
あなたが一流大学を卒業し、一流企業にお勤めということなら本記事は無関係だ。
その輝かしいキャリアを活かし、転職エージェントの「ハイクラスなんちゃら」にエントリーしていただいたほうが幸せになれるだろう。
しかし私と同様に、そうでないあなた。
その年齢からでは、新しい世界へ踏み出すために切れるカードは、そう多くないだろう。
であれば、ぜひこの記事に目を通していただきたい。
記事のタイトルでバレバレだが、結論から言うと「中年層の副業なら動画編集がおすすめ」という内容だ。
なぜそう言えるのか?
それは私自身が全くの未経験から、40代後半から動画編集を学び始め、果てには映像制作会社へ就職するまでになった背景によるものだ。
今では本業・副業ともに映像制作に携わり、複数の収入の柱を築くに至っている。
そこで見てきた経験から、「やっぱり中年層が副業するなら動画編集がオイシイよね」という根拠を7つ挙げてみた。
もしあなたが動画編集の仕事に少しでも興味がおありなら、そうお時間は取らせないので是非この先を覗いていってほしい。
動画編集は年齢を選ばない
一番の根拠になるのはコレだ。
動画編集は、年をとってからでも習得可能なスキルであるということ。
実際私が動画編集を学び始めたのは、40代半ば。
そして48歳の時に、映像制作会社へ就職をしている。
常識から考えて、未経験の中年のオッサンが専門性の高い業種へ転職できるなんてありえないことだ。
しかし、動画制作界隈ではこのようなことが起こる。
それは、この世界が年功序列で決まるのではなく実力が評価されるからだ。
もちろん、テレビ業界やポストプロダクションのような、ゴリゴリのプロフェッショナルへ転身するのはちょっと無理だろう。
しかし現代は大掛かりなものだけでなく、さまざまな規模や用途で動画が必要とされる。
ゆえに、それに応じた企業や案件がとても多いのが現状だ。
そういった現場では、「これまで何をしてきたか」ではなく、「いま何ができるのか」が問われる。
だからクオリティの高い制作物を提案することができれば、年齢に関係なく登用されることは珍しいことではないのだ。
動画編集に定年は無い
これも先ほどの「年齢を選ばない」ことの延長になるが、定年という概念が無いこともお伝えしたい。
就職先という意味では、その会社ごとに定年制を設けているかもしれない。
しかし動画編集というのは、何も就職して携わるだけが方法ではない。
フリーとして仕事を受託していけば、定年という概念に縛られることはない。
まさに、これからの社会にピッタリの働き方なのだ。
動画編集に学歴は関係ない
自慢ではないが私は高卒だ。
偏差値といえば「中の上」といった程度のところ。
そんな私だが、映像の仕事をしていて学歴を聞かれたことは一度もない。
もちろん学歴が仕事に影響したことも皆無だ。
だから、もしあなたが学歴にコンプレックスを持っていたり、「理系だから」とか「文系だから」とか気にされているなら、全く心配無用だ。
大昔のレジュメなんて、この業界ではあれこれと掘り返されることはない。
そういう意味でも、心機一転新しい自分の可能性へ踏み出すなら、最適の業種と言えるのではないだろうか。
動画編集はリモートワークが可能
動画編集の仕事はリモートワーク(在宅)が可能だ。
私が考えるこれによるメリットは、主に以下の3点。
- 通勤による時間的・体力的な負担がない
- 通勤圏外の企業やクライアントの仕事でも請けることができる
- 人との不要な接触を避けることができる
世界各地でリモートワークが勢いを増す昨今、この動画編集という職種は時代の最先端を走る働き方が可能となる。
まず一番のメリットとして、通勤がないということが挙げられる。
これによる時間的負担、体力的負担は全く心配なくなる。
その分の時間を利用して、さらに仕事を進めてもよいし、趣味の時間に充てたっていいわけだ。
その間にゆっくり身体を休めて、鋭気を養うといった有効活用もある。
年齢を重ねるごとに、まとまった時間を確保するのが難しくなる。
なのでリモートワークで恩恵を受けることは、実は若い世代よりミドル世代のほうが大きかったりするのだ。
次にメリットとして挙げたいのが、場所を選ばないということ。
インターネット環境さえ整っていれば、全国どこに雇用先のオフィスがあっても関係なく仕事ができる。
これにより仕事の選択の自由が広がっただけでなく、いくつもの企業からの依頼を同時に請けることが可能となる。
依頼先企業からすれば、あなたがどんなライフスタイルをおくっているかは関係ない。
納期までに確実に納品物をおさめてくれれば良いだけだから。
ミドルエイジともなると、20代の頃のようにフットワークよく転勤するという訳にはいかなくなる。
住宅ローンを組んだり、子供を転校させたくなかったり。
だから職場に振り回されないという働き方は、30代以降の年代には大きな選択要素となったりするのだ。
そして最後は、人との不要な接触を避けることができるというもの。
電車やバス、オフィス内で他人と接触が皆無になることから、感染症への対策としても安心だ。
もともとリモートワークが広がった要因として、この理由が起源と言っていい。
動画編集は副業としての適正が高い
先ほどのリモートワークの章でお伝えした、「通勤が無い」そして「場所を選ばない」に密接に連動するが、そのようなワークスタイルはまさに副業としての適性が高い。
本業に加えて、さらに副業でもダブルで通勤が発生することは避けたい。
これは年をとればとるほど、切実な問題だ。
そしてPCさえあればどこでも仕事ができれば、本業のスキマ時間や休日の予定の合間に作業を進めることも可能。
ペイペイの20代と違い、ミドルエイジともなるとある程度社内でも自由にタスクを管理することができる。
だから本業のスキマ時間は、年代が高くなるほど確保しやすいだろう。
こういったことから、リモートワークは副業として不可欠な条件と言えるほど、リモートワークと副業の親和性は高いのだ。
今まで活用できていなかった時間を利用して収入につなげることができるのは、まさに現代ならではの働き方と言えよう。
動画編集は若い世代には難しいジャンルが存在する
動画編集と聞くと、ついつい「若い子の業種」というイメージを持ってしまう。
そのような側面も確かにあるが、実はある程度の年齢層に達しないと難しいジャンルが存在する。
それは、コーポレート案件だ。
同じコーポレート動画でも、セミナー動画や企業イメージPVなどであれば年代問わずに対応が可能だ。
しかしマーケティング知識を必要とする専門性の高いコンテンツだったり、社会の構造をある程度イメージしていないと理解できない教育プログラムだったり。
そのような高度なビジネス向けコンテンツは、40代、50代といった大人クリエイターでないと本質を捉えられずにズレたコンテンツになる可能性がある。
さらにその前段の打ち合わせの段階で、あまりに若い制作者ではクライアントからの信用を得ることも難しいケースも少なくない。
ゆえに、あなたのような社会人としての知識が既に身に付いている方がこれから動画編集を習得すれば、そのようなブルーオーシャンで存在価値を発揮することが十分に可能になるのだ。
動画編集は年齢を重ねても再就職の可能性が開けている
先ほども申し上げたが、動画クリエイターは「いま何ができるか」が問われる。
極端な話、以前に輝かしい経歴を連ねてきたベテランクリエイターでも、現代に求められている映像が作れなかったり、最先端のソフトウェアを使いこなすことができなければ、市場からの存在価値は薄い。
この反対に、数年前までは違う仕事をしていたとしても、現代のニーズにマッチした動画を作ることができたり、大きな収益を生み出せるコンテンツを制作できるのであれば、引く手あまたとなるのは疑いようがない。
ということは、年配になったとしてもフリーとしてではなく、再就職の可能性も見えてくるということ。
まさに手に職ということになるが、40代、50代になっても市場が求める価値を生み出すことができるのであれば、ひと昔前では考えられなかったような展開が待っていたりする。
ちなみに私は48歳で今の映像制作会社に入社している。
その直前までは全く畑違いの業種に努めていたが、「これまでの経歴 + 映像編集スキル」この融合により、まだまだ市場価値を生み出せる可能性は十分にあると私は見ている。
まとめ
今回は、30代、40代、50代といった、ミドルエイジが副業するなら動画編集がおすすめという内容にて執筆させていただいた。
もちろん他の業種にも、副業として魅力的な仕事はたくさんあるだろう。
その中でも私が動画編集を推すのは、ある程度年齢を重ねた人がゼロから始めても十分に習得が可能だから。
それは決して「誰でもできるような簡単な副業」という意味ではない。
そんなチープなスキルは、すぐに稼げなくなって当たり前だ。
そうではなく、小難しい知識は最小限でも、これまでの人生経験がこれに加われば若い人には真似のできない価値あるコンテンツメイカーとなれることをお伝えしたいのだ。
そうなるためには、まずは基礎をしっかり学んでおきたい。
下の記事では、私が唯一お勧めする動画スクールをご紹介させていただいている。
学習期間はなるべく短く効率的に済ませ、あなたが1日でも早く稼げるクリエイターの仲間入りを果たすことを切に願っている。